日常会話やSNSで、ふと「あれ?」と迷ってしまうことはありませんか?
例えば
「『では』と『でわ』って、どっちが正しい?」
「使い分けがわからなくて、つい間違えてしまう」
「場面によって使い分けるべき?」
「では」と「でわ」は、一見同じように見えて、実は微妙なニュアンスの違いがあります。
この記事では、「では」と「でわ」どっちが正しいのか、正しい使い方についての疑問について、解説していきます。
このような疑問をお持ちの方、ぜひこの記事を読んで、スッキリ解決してくださいね。
「では」と「でわ」どちらが正しい?
「では」と「でわ」どっちが正しいのでしょうか。
結論から言うと、「では」が正しい使い方です。
例えば、よく交わす挨拶の言葉として、「でわ、また明日!」ではなく、「では、また明日!」が正しい言い方になります。
日本語には似たような発音でも、全く異なる意味を持つ言葉が数多く存在します。
「では」と「でわ」もその一例で、正しい用法を理解することは大切です。
早速、「では」と「でわ」の違いと正しい使い方を解説していきましょう。
「では」と「でわ」の使い方
「では」の使い方
「では」は、接続詞または副詞として使われることが多く、文の繋ぎや場面の移行を示す際に使用します。
例えば「それでは始めましょう」や「では、解説を続けます」など、次の行動に移る前の導入部分によく用いられます。
また、「では」は、ある条件や状況の下での結論を導く時にも使用されることがあります。
文や語句をつなぐ「では」
「では」は、会話や文章において、非常に重要な役割を果たします。
具体的には、以下のような用法があります。
妥協案を提示する場合
例えば、「意見がまとまらない時、では、この議題は次回に持ち越しで」というように、意見が一致しない際に妥協案を提示する際に使用されます。
区切りをつける場合
「時間になりました。では、始めましょう」や「今日はここまでです。では、さようなら」といった場面で、物事の開始や終了を示す際に用いられます。
詞をつなぐ「では」
「では」は、複数の詞が結合することで、さまざまな意味を持ちます。
「~だとすると」「~であるならば」
例: 彼の実力では勝てない、この成績では合格は難しい。
「~においては」「~を用いては」
例: 現時点では判断できない、地球上では環境問題が深刻化している。
「~なくては」「~ずには」
例: 約束をしないのでは進められない、この映画は涙なしでは見られない。
これらの用法からも、「では」の重要性が見て取れます。
「でわ」の使い方
一方で、「でわ」は地名や人名など特定の用途でしか使われないため、文脈をつなぐ際には「では」を使用するのが正しいです。
主に古文や方言で見られる表現で、現代標準語では「でわ」は、ほとんど使用されません。
過去の文献や特定の地域の方言で「では」と同じように使われることがありますが、現代日本語ではこの形は非標準的とされています。
なので、一般的なビジネス文書や日常会話で「でわ」を使う場面は、ほぼないと言えるでしょう。
SNSなどを見ると、文に遊びをつけたいのか、「では!」ではなく、わざと「でわ!」と返す人も大勢みかけますよね。
顔文字と同じ感覚で使っているのかもしれないですね。
「は」と「わ」の意味と使い方
「は」と「わ」は、それぞれ異なる役割を持ちます。
「は」は語句をつなぐ役割を、「わ」は文末に付けて強調する役割を持ちます。
例えば、「ペンは剣よりも強し」では「は」が語句をつなぎ、「もう帰るわ」では「わ」が文末に付いて強調しています。
紛らわしい使い方として、「こんにちは」と「こんにちわ」の違いがあります。
「こんにちは」は挨拶の省略形で正しく、「こんにちわ」は不適切な表記です。
「は」を「WA」と発音するのはなぜ?
「は」を「WA」と発音するのはなぜなのでしょうか。
その理由は、語句をつなぐ「は」を「WA」と発音するのは、「語句をつなぐ詞」と分かりやすくするためと言われています。
つまり、「は」を「WA」と発音することで、読者が文章を読みやすく、理解しやすくなるということなんですね。
まとめ
「では」と「でわ」どっちが正しい?についてまとめてみました。
結論としては、「では」が正しい使い方です。
「では」は、文脈をつなぐ多様な用途があり、「でわ」は特定の名詞でのみ使用されます。
「でわ」は、ある種のノスタルジックな表現や、特定のコミュニティでのみの使い方に留めておくのが賢明ですね。
日常会話ではあまり問題になりませんが、書くとき、特に公式な場では「では」を使うように心がけるようにしましょう。